
「姿勢を良くしよう」と頑張るほど疲れていませんか?
「猫背を直そう!」と思った時、
・背筋を伸ばす
・肩甲骨を寄せる
・胸を張る
を意識している方はとても多いと思います。
ですが実際には、
「姿勢を意識すると疲れる…」
「肩甲骨を寄せると首がつらい…」
「頑張ってもすぐ戻ってしまう…」
そんな経験をしている方も少なくありません。
実は「良い姿勢を作ろうとして疲れてしまう」のは、
筋肉で頑張って姿勢を作りすぎてしまうこと
が原因の一つなんです。
例えば、背中の筋肉で肩甲骨を無理に寄せたり、胸を張ろうとしすぎると、
・肩が凝る
・反り腰になる
・呼吸が浅くなる
といったことが起こりやすくなります。
すると、
「良い姿勢を頑張って維持している状態」
になり、どんどん疲れやすくなってしまうのです。
本来、良い姿勢とは
“頑張って維持するもの”
ではありません。
大切なのは、
“身体が無理なく支え合い、楽に姿勢を保てている状態”
を作ることです◎
猫背に悩まれるお客様からも、
「最近運動していないし、筋肉が少ないから猫背になっているのかな?」
とご相談いただくことがあります。
もちろん筋力も大切です。
ですが、前述したように筋肉だけで姿勢を支えようとすると、
“楽に”姿勢を保つことは難しくなってしまいます。
では、楽に姿勢を保ち、猫背を改善していくためにはどうしたらいいのでしょうか?
そこで意外にも大切なのが、
「呼吸」と「骨の位置」に意識を向けること
です。

特に猫背の方は、背中が丸くなることで胸まわりが縮こまり、
胸の骨である胸骨や、呼吸に関わる肋骨が動きにくくなっていることがあります。
その状態で無理に胸を張ろうとすると、
胸まわりが自然に広がるというよりも、首・肩・腰に力が入りやすくなります。
だからこそ猫背改善では、ただ背筋を伸ばすのではなく、
「胸骨がどこを向いているか」
「肋骨が呼吸で広がっているか」
「肩甲骨を寄せようとして、首や肩に余計な力が入っていないか」
といった、
骨の位置や呼吸の動きを感じること
が大切になります。
そこで役立つのがピラティスです◎
ピラティスでは、ただ筋肉を鍛えるだけではなく、
呼吸に合わせて、背骨・肋骨・骨盤・肩甲骨などの位置を感じながら身体を動かしていきます。
つまりピラティスは、
“骨の位置を感じながら、呼吸で身体を整える練習”
が得意なエクササイズなのです。
猫背を改善しようとすると、つい
「背筋を伸ばす」
「肩甲骨を寄せる」
「胸を張る」
と筋肉で頑張ってしまいがちです。
ですがピラティスでは、首や肩に力を入れて姿勢を作るのではなく、
胸骨や肋骨、背骨の位置を呼吸と一緒に整えることで、
身体が自然と支えやすい状態
を目指していきます。
その結果、無理に姿勢をキープしなくても、
「気づいたら肩が楽」
「呼吸が入りやすい」
「背中が丸まりにくい」
「姿勢を保つのが前より楽」
という変化につながりやすくなります♪
猫背改善というと、筋トレやストレッチをイメージする方も多いと思います。
もちろんそれも大切ですが、
まずは呼吸と骨の位置を感じることから始めることで、
身体はより楽に姿勢を整えやすくなります。
記事の後半では、猫背改善に大切な
「呼吸」と「骨の位置」
を感じるエクササイズもご紹介します。
無理に背筋を伸ばすのではなく、
楽に姿勢を整える感覚を一緒に練習していきましょう◎
この記事では
・なぜ猫背で首や肩がつらくなるのか?
・胸骨と呼吸の関係
・肩甲骨を無理に寄せなくても良い理由
・ピラティスが猫背改善におすすめな理由
をわかりやすく解説していきます♪
目次
- 猫背改善のカギは“胸骨の向き”
- なぜ呼吸で姿勢が変わりやすくなるの?
- 肩甲骨は「寄せる」のではなく自然と整う
- ピラティスが猫背改善におすすめな理由
- 自宅でできる簡単呼吸エクササイズ
- まとめ
猫背改善のカギは“胸骨の向き”

猫背改善で重要になるのが、胸の真ん中にある「胸骨」です◎
※胸骨の位置はこちらの画像を参考にしてください。

本来、胸骨は少しだけ斜め上を向いています。
すると、
・呼吸がしやすくなることで疲れにくくなる
・顎が引きやすくなり、姿勢が綺麗に見える
・首や肩がこりにくくなる
という状態になります♪
逆に、胸骨が下を向いている状態(猫背姿勢)が習慣になると、
肋骨や胸骨の動きが出にくくなり、呼吸が浅くなりやすくなります。
本来、息を吸うと胸骨や肋骨は前や横に広がり、肺が膨らむためのスペースを作っています。
しかし猫背姿勢では、胸の前側が縮こまりやすくなり、
胸骨や肋骨が十分に動けなくなってしまいます。
すると肺をしっかり膨らませるスペースが作りにくくなり、
自然と呼吸も浅くなりやすいのです。

イメージとしては、胸まわりが少し丸まった状態で深呼吸しようとするようなものです。
丸まって息を吸うと、なんとなく息が吸いづらい感覚がありませんか?
その状態では首や肩まわりの筋肉を使って呼吸を補うことが増えるため、
肩こりや首こりにも繋がりやすいんです。
また、胸骨が下を向くことで見た目では
・スレートネックになる
・猫背になる
・肩が上がり首が短くみえる
といった姿勢の変化も見られます!
この姿勢が続くと、さらには
・顔のたるみ
・バストが下がる
といった美容面でのネガティブな変化も出てきます…
猫背改善のために本当に必要なのは、
“胸を張ること”
ではありません。
大切なのは
“胸骨を本来向くべき方向へ自然に向けること”
です◎
もちろん身体の硬さや柔軟性には個人差があります。
だからこそ大切なのは、
「力んで完璧な姿勢」
を目指すことではなく、
“今の自分が無理なく行える範囲”
で整えていくことが大切ですね^ ^
なぜ呼吸で姿勢が変わりやすくなるの?

猫背改善では
「背筋を頑張って伸ばすこと」
よりも
「呼吸によって胸骨や肋骨が動きやすくなること」
がとても大切です◎
なぜなら、私たちは1日に2万回以上呼吸をしているからです。
つまり呼吸は、身体の中で最も繰り返される運動の一つです。
例えば、胸を開くストレッチを1日に50回行ったとします。
ストレッチ後には胸が開き、背筋が伸びやすくなる実感もあると思います!
ですが、その後いつもの猫背姿勢のまま2万回呼吸を繰り返していたらどうでしょう?
身体は毎日の呼吸を通して
「この姿勢がいつもの姿勢なんだな」
と学習していき、猫背がなかなか改善できなくなります。
反対に、胸骨や肋骨が動きやすい状態で呼吸ができるようになると
その状態を1日に2万回以上繰り返すことになります。
すると少しずつ、
胸が開きやすくなったり
肩の力が抜けやすくなったり
楽な姿勢を保ちやすくなったりするのです◎
つまり猫背改善では
「頑張って良い姿勢を作る」
のではなく
「呼吸しやすい身体を作る」
ことが結果的に良い姿勢へ繋がっていきます。
肩甲骨は「寄せる」のではなく自然と整う

猫背姿勢を良くするために、
「肩甲骨を寄せましょう!」
と言われた経験がある方も多いと思います。
これには理由があり、猫背のように背中が丸まると
勝手に肩甲骨が外に開くような動きをします。
そのため、逆に肩甲骨を内側に寄せることで猫背を解消しようとする方法です。
実は私も就職してはじめの頃は同じようにお伝えしていました。
これをお伝えするとその場では姿勢が良くなったように見えるんです。
でも次回来られた時には
「意識している時は良いんですけど、気づくと戻るんです…」
と言われることがありました。
もちろん肩甲骨の動きは大切です!
ですが、胸まわりが固まったまま肩甲骨だけを頑張って寄せようとすると、
姿勢を維持するために首や肩の筋肉まで頑張り続けることになります。
そうすると最初は良い姿勢に見えても、
時間が経つにつれて疲れてきたり、意識しないと元の姿勢に戻ってしまったりすることがあります。
本来は
呼吸によって胸や肋骨が広がる
↓
胸骨が自然と上を向きやすくなる
↓
首や肩が頑張らなくても身体を起こしやすくなる
という流れが理想です◎
肩甲骨は肋骨の上を滑るように動いています。
そのため、土台となる肋骨が動きやすくなると、肩甲骨も自然と動きやすくなるのです♪

つまり猫背改善では
「肩甲骨を頑張って寄せる」
のではなく
「肩甲骨が頑張らなくても動きやすい環境を作る」
という考え方が大切です◎
ピラティスが猫背改善におすすめな理由

ピラティスは自分の骨の位置や呼吸に意識を向けます。
弱い筋肉を強化する筋トレや硬い筋肉を柔らかくするストレッチも重要ですが、
・呼吸
・骨の位置
・身体感覚
・力の伝わり方
も同じくらい重要になります。
身体は、正しい骨の位置を認識し、その位置を維持したり動かすために筋肉を使います。
だからこそピラティスでは、
・呼吸を整える
・骨の位置を認識する
・身体の使い方を学習する
ことを大切にしています♪

これは単純な筋トレではなく、
“身体を効率よく使うための練習”
とも言えます◎
「頑張って姿勢を作る」
のではなく、
「無理なく姿勢を保てる身体を作る」
という点で、猫背改善と非常に相性が良いです^ ^
自宅でできる簡単エクササイズ
まずは呼吸に合わせて胸骨や肋骨が自然に動く感覚を感じてみましょう♪
1【ブレストボーン】

① 仰向けで膝を立てます
② 胸骨に手を当てます
③ 息を吸うと胸骨が自然と上を向くのを感じます
④ 息を吐くと胸骨が少し下がるのを感じます
2【リブケイジ】

① 仰向けで膝を立てます
② 胸の下の肋骨を左右から軽く触ります(親指と他の4本指で挟むように触りましょう)
③ 息を吸うと肋骨が横へ広がります
④ 息を吐くと肋骨が閉じていきます
※息を最後まで吐き切ると動きが分かりやすくなります◎
3【マーメイド】


① 横座りになります
② 息を吸い、お尻と頭のてっぺんを遠ざけるように背筋を伸ばします
③ 息を吐きながら片手を床につき、反対の腕を上げながら身体を横へ倒します
④ 息を吐くことで肋骨の横が伸びる感覚を感じながら片側6回行いましょう♪
この3つのエクササイズを行った後は、胸が楽に引き上がる感覚が出る方も多いです♪
ぜひ試してみてください^ ^
まとめ

猫背改善で本当に大切なのは
「頑張って背筋を伸ばすこと」
ではありません。
まず必要なのは、
「呼吸によって肋骨が動き、胸骨が本来の位置へ向きやすくなること」です◎
もし今まで
「頑張っているのに姿勢が変わらない」
と感じていた方は、ぜひ一度呼吸から見直してみてください♪
姿勢の変化は「疲れやすさ」や「肩こり」などの不調の改善にも良いですが
顔のたるみを解消したり、同じ体重でも体型が変わったりと見た目の嬉しい変化もあります^ ^
ピラティスを通して、”楽に良い姿勢”を作っていきましょう◎
猫背改善を根本からサポートしています
Welfitでは、今回ご紹介した呼吸へのアプローチだけでなく、
丁寧なヒアリングから
個々の生活習慣に合わせたレッスンを行います!
日常とピラティスを繋げることで、レッスンの時間以外でも意識できる頻度を増やして効率的に猫背を改善していきます♪
札幌でピラティスや整体をお探しの方で、
「何をやっても姿勢が変わらなかった…」
そんな方こそ、ぜひ一度ご相談ください^ ^